2025年、私の人生は黒字だったのか? 投資家視点で「自分決算」をしてみた結果

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はじめに:感情ではなく「事実」で1年を締める

本日、12月26日。
すっかり年末の空気感に包まれている。
仕事納めを控え、なんとなくソワソワしている人や、忘年会で今年を振り返りながらグラスを傾けている人も多いのではないだろうか。

「今年は早かったなあ」 「来年こそは本気出すぞ」

この時期になると、誰もがそんな言葉を口にするのでは。
私自身、そうだった。なんとなく1年が過ぎ、なんとなく新しい年を迎える。
その繰り返しに特に疑問を持つことなく。

しかし、投資家としての視点を持つようになってから、私の年末の過ごし方は変わった。
投資家は、企業の決算書を見て「この会社は成長しているか?」「資産は増えているか?」をシビアにチェックする。 だとしたら、自分自身の人生(=自分株式会社)の決算も、同じくらいシビアに行うべきではないだろうか?

「楽しかった」「辛かった」という感情だけの振り返りには、あまり意味がない。
重要なのは、
「去年の自分と比べて、今の自分はどれだけ『資産』を積み上げられたか?」 という事実だ。

ここで言う資産とは、銀行口座の残高だけではない。
将来稼ぐ力になる「スキル」
すべての土台となる「健康」
そして心のエネルギーとなる「経験」

これらすべてが、人生を豊かにするための資産である。

今日は、私の2025年を「仕事」「生活習慣」「投資」「趣味」という4つの柱に分けて、正直に振り返ってみようと思う。 これは、年収1000万円を目指す一人の男の、リアルな成長記録。
長くなりますが、年末の読み物としてお付き合いいただければと思う。


1. 仕事(Work):自分という「人的資本」への先行投資

まずは、人生の時間の多くを占める「仕事」について。
投資の世界には「人的資本」という言葉がある。簡単に言えば、「自分自身が将来にわたって稼ぎ出す能力」のことだ。
2025年は、この人的資本の価値を上げることに、時間とエネルギーを最も注いだ1年だった。

大人になってからの勉強が、最強の投資である

具体的に何をしたかと言うと、ITスキルの習得

今年は1月に転職し未経験の開発エンジニアとして再出発した。
そして約3か月ほどの研修期間にてSQL、Git、Java、JavaScript、HTML&CSSを学び
現在は客先にてエンジニアとして勤務している。

前職に関しては特にブラック企業とかでもなく、むしろホワイトな環境であった。
ただ、首都圏の企業としてはあまりにも待遇が低い。
そしてやっている業務も人材派遣企業の子会社ということもあり、
バックオフィス業務として内勤で働いていたが誰でもできるような業務ばかりだった。

このままでは埋もれていくと感じ、年齢的にも未経験で入るにはラストチャンスかなと感じたことから思い切って元々志していたITエンジニアへ転職することにした。
今回未経験として転職するにあたって、基本的に年収は下がるのが一般的かと思うが、
私の場合はむしろ上がったのだ。(正直それだけでも驚きである)

客先にアサインされてからしばらくは業務のキャッチアップで一杯いっぱいだったが、
1か月ほど前からAWS(Amazon Web Services)などのクラウド技術や、基本情報技術者試験に向けた学習に本腰を入れるようにした。

正直に告白するが、大人になってからの勉強は決して楽ではない。
仕事で疲れて帰ってきて、そこから机に向かう。
友人からの誘いを断って、参考書や動画講座を開く。
「今日はもういいかな」という悪魔の囁きと戦う毎日は、地味で孤独な戦いである。

しかし、なぜそこまでしてやるのか?
それは、「スキルのリターン(投資対効果)」が、どんな金融商品よりも高いと確信しているからだ。

株やFXで資産を2倍にするのは至難の業であり、大きなリスクを伴う。
しかし自分のスキルを高めて市場価値を上げれば、年収を上げたり、より良い条件で働いたりすることは、努力次第で十分に可能である。 勉強代として数万円、数十時間を投資したものが、将来的に何百万円、何千万円というリターンになって返ってくる。これほど割の良い投資案件は、他に存在しない。

「できること」が増えるという自信

転職したことで、今年は自分でWebサービス(アプリ)を作るための開発スキルも新たに学べた。
まだ世に出せるレベルには到底及ばないが、「自分の手でシステムを作り出せる」という感覚は、私に大きな自信を与えてくれた。

これまでは「誰かが作ったツール」を使う側でしたが、これからは「自分で価値を生み出す側」に回る。 この意識の変化こそが、2025年の仕事面における最大の「黒字」だったと感じている。

私のインプットを支えた「耳の投資」

正直、「働きながら勉強なんて無理だ」と思ったこともあった。 机に向かう時間がない、目が疲れている。そんな言い訳を粉砕してくれたのが『Audible』だ。通勤の電車、移動中の徒歩、家事をしている最中。 これまでは「死に時間」だったスキマ時間が、Audibleを使うことで「読書(学習)時間」に変わった。 月額1500円で12万冊以上が聴き放題。ビジネス書1冊分の値段で、知識という資産が無限に手に入ると思えば、これほどROI(投資対効果)が高い自己投資はない。 まずは30日間の無料体験で、その効率の良さを体感してみてほしい。


2. 生活習慣(Life):すべてのパフォーマンスを決める土台

今年私が最も力を入れ、そして最も成果を感じている「生活習慣」について。

以前の私は、どちらかと言えば「気合と根性」で乗り切るタイプだった。
睡眠時間を削って努力するのが偉い。
忙しいなら食事は適当でいい。そんな風に考えていた。
しかし、それは投資で言えば、元本(体)を切り崩して配当を出しているような危険な状態(タコ足配当)だった。

2025年、私は生活をガラリと変えた。
「生活を整えることは、単なる健康法ではなく、最強の投資戦略である」と気づいたからだ。

太陽と筋肉、そして食事への投資

具体的に実践し、継続しているのは以下の3つだ。

  1. 早起きをして朝日を浴びる
    朝、カーテンを開けて日光を浴びる。たったこれだけで、脳内のセロトニン(幸せホルモン)が分泌され、1日のスタートが劇的に変わる。
    以前は目覚まし時計と格闘していたが、今はスッと起きられるようになった。
  2. 筋トレ(スクワット・ベンチプレス)
    「筋肉は裏切らない」という言葉は本当だ。体を動かすことで、悩みや不安といった脳のノイズが消え、強制的にポジティブになれる。仕事で煮詰まった時ほど、ジムに行って重りを持ち上げる。それが私のリセットボタンになった。
  3. 回復への設備投資(食事・睡眠)
    今年も「プロテイン」や「良質な睡眠グッズ」にお金をかけた。 コンビニ弁当で済ませていた食事を見直し、タンパク質を意識して摂る。煎餅布団をやめて、体に合う寝具を買う。 これらは消費ではなく、翌日のパフォーマンスを最大化するための「設備投資」。おかげで日中の眠気が消え、集中力が持続するようになった。

メンテナンスされたF1カーのように

これらの習慣を続けた結果、どうなったか。
明らかに「日中のパフォーマンス(生産性)」が向上した。

以前は夕方になると集中力が切れ、ダラダラと残業をしてしまうこともあったが、今は朝からトップスピードで仕事ができ、定時内に高い密度で成果を出せるようになった。余った時間は、先ほど書いた勉強や、自分の好きなことに充てている。

健康という土台がグラついていては、その上にどんな立派な仕事や投資の知識を積み上げても、いつか崩れてしまう。 2025年に築いたこの「盤石な生活基盤」は、これからの私の人生を長く支えてくれるはずだ。


3. 投資(Investment):お金にも働いてもらう仕組みづくり

3つ目は、金融資産としての「投資」。
私は「年収1000万円」を目標に掲げているが、これは労働収入だけで達成しようとは思っていない。 「自分が働く」のと同時に、「お金にも働いてもらう」。
この両輪を回すことが重要と考えている。

お金を働かせてお金を得るという「心の安定剤」

2025年の相場は、決して平坦ではなかった。上がったと思ったら下がり、ヒヤッとする場面も何度かあった。 しかし、私が軸足を置いていたのは、目先の株価の変動ではなく「企業の成長と配当金」

主に国内の個別株を中心に、業績が良く、株主への還元をしっかり行っている企業の株をコツコツと買ったり売り抜けを繰り返した結果、今年も着実に「売却益」と「配当金」を受け取ることができた。

金額の多寡ではない。
重要なのは、「自分が寝ている間も、遊んでいる間も、企業活動を通じてお金が生み出されている」という事実。 会社からの給料以外に収入源がある。この事実は、サラリーマンとしての私に強烈な「精神的余裕」を与えてくれる。「もし会社で嫌なことがあっても、私にはこれがある」と思えるだけで、不思議と本業にも強気で、前向きに取り組めるようになれる。

長期視点を持つことの重要性

暴落した時に狼狽売りせず、淡々と買い向かうことができたのも、先ほどの「生活習慣」でメンタルが安定していたからだと思う。 投資と生活習慣は、密接に繋がっている。 心が整っていれば、投資判断も狂わない。 2025年は、まさにその相乗効果を実感できた1年だったと思う。

※執筆時、利益確定額は100万円超を突破。
→だが、現在のポートフォリオでの損益は信用取引分も合わせて約40万円の損失…。


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4. 趣味(Hobby):プロスタで感じた「本気」の熱量

最後に、私のプライベートの核である「趣味」について。
私の趣味は野球だ。学生時代から続けていますが、2025年はただの趣味の枠を超えた、特別な体験をすることができた。

「プロスタ」の土を踏む

今年は草野球の公式戦を勝ち上がりプロ野球選手が使用するスタジアム(プロスタ)で試合をする機会に恵まれた。

ベンチからグラウンドに出た瞬間、目に飛び込んできた景色の広さ。
丁寧に整備された美しい人工芝の感触。 観客席から見下ろされる独特の緊張感。
すべてが、いつもの河川敷のグラウンドとは別世界だった。

「こんな素晴らしい場所でプレーできるなんて」
あの時の高揚感と感動は、今でも鮮明に覚えている。
大人になると、心の底からワクワクしたり、緊張で手が震えたりする機会は減ってくる。
しかし、趣味に本気で打ち込むことで、少年のような熱い気持ちを取り戻すことができる。

遊びも全力だから、仕事も頑張れる

「忙しいのに野球なんてやってる場合か?」と思われるかもしれない。
ですが、私は逆だと考えている。
「本気で遊ぶために、本気で働く」のだ。

週末にユニフォームを着て、白球を追いかけ、チームメイトと声を掛け合う。
そうやって脳と体のスイッチを完全に切り替えるからこそ、また月曜日に新鮮な気持ちでパソコンに向かうことができる。 野球は私にとって、単なる息抜きではなく、人生のエネルギー補給(メンテナンス)に必要な経費なのだ。

今年はチーム内での役割も増え、組織をまとめる難しさと面白さも学んだ。これもまた、仕事に通じる貴重な経験(資産)となっている。


2025年の総括:すべての点は線になる

長くなったが、これが私の2025年の「自分決算」。

振り返ってみると、バラバラに見える4つの要素が、実はすべて繋がっていることに気づく。

  • 生活習慣を整えたから、体力とメンタルが安定。
  • メンタルが安定したから、仕事(勉強)への集中力が続き、投資でも冷静な判断ができた。
  • 趣味でリフレッシュできたから、ストレスを溜め込まずに継続できた。
  • そして、それら全ての活動が、私という人間の「資産」を太くしてくれた。

数字で見れば、私の年収はまだ目標の1000万円には届いていない。
しかし、そこに向かうための「土台」と「ルート」は、この1年で確実に強固なものになった。
去年の自分より、今の自分の方が間違いなく強い。そう言い切れることが、何よりの成果だ。

2026年に向けて

来たる2026年は、今年蓄えたエネルギーを爆発させる年にする。

  • 勉強したスキルを形にする。
  • 投資の入金力をさらに高める。
  • 野球も全力で楽しみ、勝つ。

「自分株式会社」の経営は、まだまだ続く。
派手な成功もいいが、私はこれからも、地味で確実な「日々の積み上げ」を大切にしていきたいと思う。

最後まで読んでいただき、本当に感謝したい。 この記事を読んでくださったあなたの2025年は、どんな1年だっただろうか? もしよければ、あなたも「仕事・生活・投資・趣味」の視点で、1年を振り返ってみてください。きっと、自分が思っている以上に「頑張った証」が見つかるはずだ。

それでは、良いお年を。

追伸:男としての「資産価値」も高めたい人へ

今回の決算報告で「健康資産」について書いたが、実はもう一つ、ここぞという時のために投資しているものがある。 30代を迎えてから、仕事も遊び(野球)も全力でこなすためには、気合だけではカバーしきれない日も出てきた。そこで導入したのが、この『TENZER』という選択肢だ。 プロテインが筋肉への投資なら、これは「男としての活力」への投資。 パフォーマンスを持続させ、自信を持って打席(仕事・プライベート)に立つための、私の密かな秘密兵器だ。 もしあなたが「最近あと一歩が踏ん張れない」と感じているなら、試してみる価値はある。

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