【収支公開】2025年の投資成績は+97万円 勝因と敗因の総括

株式取引

はじめに:数字は嘘をつかない

2025年12月30日。
大納会を終え、株式市場が静まり返ったこの瞬間、私の手元には1年間の戦いの記録が残されている。

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投資家にとって、年末とは単なるカレンダーの切り替わりではない。
「自分自身の仮説と行動が、市場にどう評価されたか」 その通知表を受け取る、厳粛な時間だ。

「今年はなんとなく上手くいった気がする」 そんな曖昧な感覚で1年を締めるつもりはない。
私は「年収1000万円」を本気で目指す投資家だ。
ならば、1円単位まで数字に向き合い、勝因と敗因を言語化しなければならない。

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今日公開するのは、私の2025年の全取引記録の集大成だ。
キャピタルゲイン(売買益)とインカムゲイン(配当金)。
華々しい勝利の記録もあれば、目を背けたくなるような無様な敗北の記録もある。
※なんなら現在のポートフォリオでの損益は約30万円のマイナスになっている。

これから投資を始めようとしている人、あるいは同じように市場と戦っている同志たちへ。
これは、一人の個人投資家が市場という荒波の中で掴み取った「97万円」のリアルな内訳である。

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第1部:2025年 運用成績サマリー(PL公開)

まずは結論から述べよう。
2025年、私が市場から勝ち取った金額は以下の通りだ。
あと一歩で100万円の大台というところだったが、この数字は紛れもない私の実力値である。

1. 譲渡損益(キャピタルゲイン)

  • 確定損益合計: +894,811円
    • (※証券口座の累計損益 +900,273円 から、信用配当分を除外して算出)

2. 配当金(インカムゲイン)

  • 受取総額: +75,586円
    • 商船三井(9104): 70,000円
    • 住友重機械(6302): 18,000円
    • ソフトバンク(9434): 5,462円(※特定信用 確定配当)
      ※税引後手取りベース

【2025年 投資収支合計】

+970,397円

サラリーマンの平均的な給与手取りで考えれば、約3〜4ヶ月分に相当する金額を労働以外の手段で稼ぎ出したことになる。
「お金に働いてもらう」という仕組みが、確かに機能した1年だったと言えるだろう。
特に、配当金(約7.5万円)は、私の生活必需品(プロテインや睡眠グッズ)を賄うのに十分な金額だ。

しかし、この数字の裏には、冷や汗をかくような攻防と、未だに克服できていない私の弱さが潜んでいる。 次章から具体的なトレード履歴と共に、今年の利益の中身を解剖していく。

決済日 銘柄名 取引 数量 損益額 累計損益
2025/1/9 名村造船所 現物 800 +319,740 +319,740
2025/3/12 日本駐車場開発 現物 2,300 +64,026 +383,766
2025/3/13 三井E&S 信用 400 +15,579 +399,345
2025/3/24 三井E&S 現物 900 +293,040 +692,385
2025/4/30 IS MSCI高配当 現物 15 +7,082 +699,467
2025/5/2 NF外REITへ無 現物 30 +1,900 +701,367
2025/5/22 日経平均ブル2倍 信用 1,000 +4,068 +705,435
2025/5/23 名村造船所 信用 700 -2,021 +703,414
2025/5/26 ソフトバンクG 信用 200 +6,356 +709,770
2025/5/27 LINEヤフー 信用 1,000 +6,335 +716,105
2025/5/27 住信SBIネット銀 信用 200 +960 +717,065
2025/5/29 マネックスG 信用 2,000 +23,487 +740,552
2025/5/30 三井不動産 信用 900 +5,321 +745,873
2025/6/6 三井不動産 信用 600 +1,349 +747,222
2025/6/10 LINEヤフー 信用 4,000 +9,822 +757,044
2025/6/12 三菱UFJ FG 信用 1,100 +11,464 +768,508
2025/6/16 オリックス 信用 200 +4,844 +773,352
2025/6/20 出光興産 信用 900 +4,510 +777,862
2025/7/16 ENEOS HD 信用 4,200 +18,299 +796,161
2025/7/25 住友重機械 現物 300 +12,326 +808,487
2025/7/30 メタプラネット 現物 300 +8,802 +817,289
2025/8/5 日産自動車 現物 500 +5,900 +823,189
2025/8/5 商船三井 現物 100 -29,298 +793,891
2025/8/5 ソフトバンク 現物 1,000 +8,102 +801,993
2025/8/13 名村造船所 信用 200 +10,961 +812,954
2025/8/14 スカイマーク 信用 1,000 +5,969 +818,923
2025/8/19 日本製鉄 信用 600 +12,214 +831,137
2025/9/1 日本和装HLDGS 現物 1,000 +47,502 +878,639
2025/9/11 LINEヤフー 信用 2,500 +14,055 +892,694
2025/9/25 メタプラネット 現物 800 -44,883 +847,811
2025/11/19 NF日経レバ 信用 10 +187 +847,998
2025/11/19 三井E&S 信用 200 +5,262 +853,260
2025/11/19 ソフトバンク 信用 5,500 +5,540 +858,800
2025/11/26 サイバーA 信用 1,100 +5,260 +864,060
2025/12/2 日本製鉄 信用 1,000 +9,657 +873,717
2025/12/2 三井E&S 信用 200 +125,006 +998,723
2025/12/10 ソフトバンク(配当) 信用 1,500 +5,462 +1,004,185
2025/12/15 ソニーFG 現物 500 -10,738 +993,447
2025/12/15 三井E&S 信用 100 -79,689 +913,758
交付日 銘柄名 株数 配当金額(税引前) (参考)受取金額
2025/6/25 商船三井 200 36,000 28,687
2025/9/1 住友重機械 300 18,000 14,344
2025/11/28 商船三井 400 34,000 27,093
2025/12/10 ソフトバンク(信用) 1,500 5,462 5,462
インカムゲイン合計
(税引前)
+93,462

第2部:勝因分析 ~「造船ブーム」の波に乗った春~

私の2025年の利益の大部分は、前半戦で作られたと言っても過言ではない。
勝因を一言で言えば、「トレンドフォロー(順張り)の徹底」だ。

1. 名村造船所・三井E&Sでの大勝

今年の前半、市場のテーマは明らかに「重厚長大・造船セクター」にあった。
私はこの波に、恐れることなく飛び乗った。

取引履歴を見返すと、特に3月の「三井E&S(7003)」と「日本駐車場開発(2353)」でのパフォーマンスが際立っている。
3月中旬、三井E&Sだけで数回の回転売買を行い、合計で約30万円以上の利益を積み上げている。 また、「名村造船所(7014)」に関しても、1月から5月にかけて粘り強くホールドし、上昇トレンドの果実をしっかりと搾り取ることができた。

当時の私は、チャートの形と出来高の急増を見て、「これは一過性の上げではない」と判断した。 ボラティリティ(価格変動)が激しく、振り落とされそうになる場面も多々あったが、「テーマ株には資金が集まり続ける」というセオリーを信じ、握力を強く保てたことが勝因だ。

ただし、両銘柄とも売却後も株価は右肩上がり。
どちらも保有した状態であれば500万円以上の利益が出たケースもあり、
本当に株式投資において利益を確保するのは難しいと感じたところ。

2. 6月のセクターローテーションへの対応

造船株の祭りが落ち着きを見せた5月後半、一時的に資産減少を経験したがそこで呆然とするのではなく、資金が次にどこへ向かっているかを冷静に観察した。

その答えが「銀行株」と「大型テック株」だった。 6月の取引履歴にある「三菱UFJ(8306)」や「LINEヤフー(4689)」での利益確定がそれを証明している。
ここでしっかりとリカバリーできたことで、資産曲線は再び右肩上がりを描き始めた。


第3部:敗因分析 ~慢心が生んだ「12月の悪夢」~

順調に見えた2025年だが、完璧なハッピーエンドでは終わらなかった。 むしろ、このブログを書いている今、私の心に深く刺さっているのは、利益よりも年末に犯した「巨額の損切り」の方だ。

12月15日 かつてのMVP銘柄に噛みつかれる

12月、私は「三井E&S(7003)」、そして「ソニーフィナンシャルG(8729)」の信用取引で、痛恨のミスを犯した。

12月15日の決済履歴が、その惨状を物語っている。

  • ソニーフィナンシャルグループ: -10,738円
  • 三井E&S: -79,689円

合計 約9万円の損失。

年間利益の約1割をたった一度の精算タイミングで吹き飛ばした計算になる。
特に痛かったのは、三井E&Sでの約8万円の損失だ。

なぜ、春にあれほど利益をもたらしてくれた「今年のMVP銘柄」で、これほどの大敗を喫したのか。 理由は明確だ。

過去の成功体験への執着」と「損切りルールの欠如」だ。

当時の私は、「掉尾の一振(年末にかけて株価が上がること)」を期待していた。
「ここまで利益が出ているんだから、多少下がっても戻るだろう」
「三井E&Sは相性がいい。春も爆上げした。今回も必ず助かるはずだ」

そんな根拠のない願望バイアスがかかっていた。 株価が逆行し始めた時、本来であれば即座に切るべきだった。
だが、積み上がった利益と、「あの時は勝てた」という甘い記憶が、私の判断を鈍らせた。
「まだ余裕がある」という慢心だ。

結果、ズルズルと含み損は拡大し、耐えきれずに決済したのが12月15日。
一番底値に近いところでの損切りだったかもしれない。

この失った金額があれば、欲しかった高級オフィスチェアが買えただろう。
PS5も普通に買えたかもしれない。
そう考えると、自分の規律のなさに腹が立つ
「春に稼がせてくれた銘柄が、冬に牙を剥く」

株に感情移入してはいけない過去の栄光は通用しないという基本を、最も高い授業料で学ぶことになった。

メタプラネットでの前兆

実は、この予兆は9月にもあった。
9月、「メタプラネット(3350)」で4連続の損失(計-4.5万円)を出している。
これは明らかに、トレンドに逆らった「ナンピン気味」のエントリーだった。
「よく分からないけど値動きが激しいから」という理由で飛びつき、火傷をする。
この時の反省が、12月に活かされていなかった。


第4部:配当金という「精神安定剤」の功績

激しいキャピタルゲインの戦いの一方で、私の心を支え続けてくれたのが「配当金(インカムゲイン)」の存在だ。

今年は「現物株」だけでなく、「信用取引」でも配当(配当落調整金)を得ることができた。 12月の明細を見ると、ソフトバンク(9434)から5,462円の入金がある。これに商船三井と住友重機械を合わせると、合計で約7.5万円

キャピタルゲインは画面上の数字が増減する「ゲームのスコア」のように感じることがあるが、配当金は違う。確実に手元に入ってくる「現金」だ。商船三井や住友重機械といった「高配当かつ重厚長大銘柄」をポートフォリオの守りの要にしつつ、信用取引で攻める。この「攻めと守りのバランス」だけは、来年も継続すべき戦略だと確信している。


第5部:2026年に向けた「自分株式会社」経営戦略

97万円の利益と、9万円の損失。 この結果を踏まえ、2026年の投資戦略を策定した。
目標は変わらず、「給与所得以外での年収1000万円」への道筋をつけることだ。

戦略1:「負け方」のルール化(ストップロスの自動化)

12月の三井E&Sでの敗北を二度と繰り返さない。
そのための具体的なアクションは一つ。
「エントリーと同時に、逆指値(損切り注文)を入れること」

「戻るかもしれない」という人間の感情は、投資において最大のノイズだ。
感情が入る隙をなくすために、損切りを機械的に執行する。
これさえ徹底できていれば、あの9万円の損失は2万円程度で済んでいたはずだ。
「小さく負けて、大きく勝つ」 来年は、この基本中の基本を、呼吸をするように実践する。

戦略2:得意な「勝ちパターン」への集中

今年の勝因分析で明らかになった私の勝ちパターンは、以下の通りだ。

  • 時期: 1月〜3月の春相場
  • セクター: 重厚長大、オールドエコノミー、テーマ株
  • 手法: 出来高急増に伴う順張り

逆に、よく知らない小型株の逆張りや、年末の薄商いでの取引は苦手だとはっきりした。 ならば、やることはシンプルだ。 「自分の得意な土俵だけで戦う」 訳のわからない急騰株には手を出さず、じっくりと腰を据えてトレンドが発生している大型・中型株に乗る。

戦略3:1月からのロケットスタート準備

2025年のデータを見る限り、私は「春に稼ぐ」タイプだ。 ならば、年明け1月の相場は最大のチャンスタイムとなる。 年末年始の休暇中に、来年の主役になりそうなセクターを徹底的にリサーチし、1月4日の大発会からフルスロットルで動ける準備を整える。


編集後記:投資家としての「黒字」がもたらすもの

振り返ってみれば、2025年は投資家として大きく成長できた1年だった。
1月に未経験エンジニアへの転職で年収を上げ(人的資本の強化)、株式投資でも約100万円の利益を出した(金融資本の強化)。

この100万円があれば、何ができるだろうか。
高性能なMacBookを買って開発スキルを上げるもよし。
海外旅行に行って知見を広めるもよし。
あるいは、そのまま再投資して複利の力を加速させるもよし。

重要なのは、この選択肢を「会社に依存せずに、自分の力で手に入れた」という事実だ。
この自信こそが、何よりも代えがたい資産である。

だが、忘れてはならない。
最後の最後に食らった往復ビンタの痛みを。
含み損の数字を見つめる時の、あの胃がキリキリする感覚を。

市場は、調子に乗った人から順番に退場させていく。
100万円勝ったからといって、私はまだ何者でもない。
兜の緒を締め直し、謙虚に、しかし貪欲に。
2026年も市場という戦場に立ち続けようと思う。

この記事を読んでくれたあなたも、ぜひ自分の「今年の成績表」を作ってみてほしい。
そこには、通帳の数字以上のアドバイスが詰まっているはずだ。

それでは、良いお年を。
来年の相場でまた会おう。

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